2024年09月30日

中国製品への固定概念が180度変わった日



こんにちは、フォレストの藤原です。X (Twitter)やInstagram 、
Facebookで既に見たよと言う先生もいるかもしれませんが、
つい先日中国に行ってきました。
 
その理由は、新しい機械の仕上がりと、製造工場の視察です。
中国のものづくりと聞くと、クオリティーが低かったり、
劣悪な環境で作られていると言うイメージがありますよね。
 
先生はどうですか?
僕もそのイメージが少なからずあります。
 
だからこそ、機械のクオリティーと同じぐらいに誰が
作っているのかどんな環境で作られているのはとても大切だと考えています。
 
なので、今回は社長と2人で見に行ってきました。
場所は北京です。

 
大阪からは約3時間の意外と近い場所。
製造メーカーは中国で第2位か3位に大きな美容機器の製造メーカー。
 
脱毛器やレーザー美容器、LEDなどを製造販売していて、
取引はヨーロッパ、アジア、北米、南米、中東。
 
中国よりも海外での売り上げが大きいという
ワールドワイドの美容機器メーカーです。
 
ちょうど僕らが会社を訪問した日の午後には
ブラジルからの代理店も訪問していました。
 
3ヶ月前に機械の設計図を見た時から、
実際に機械を見るのは初めてで、
ほぼほぼこちらの要望通りに作られていました。
 
受けた感覚や操作方法点数で言うと80点くらい。
完成したものをそのまま販売する場合は
100点満点ものはなかなか見つかりませんが、
今回は一から作っているためなるべく完璧なもの、
120点を目指します。
 
ここからさらに改善ポイント修正箇所を指示したので、
日本国内で販売する時には
120点まで仕上がっている予定です。
 
大気汚染の関係から北京では大きな工場が作れないので、
高速鉄道で3時間30分かけた田舎の街に工場があります。
 
見学の目的は、綺麗な工場でちゃんとしたものが作られているのか、
どのように機械や部品を管理されているのか、
どんな人たちが働いているのか、この3つを見るためです。
 
やっぱり汚い場所で荒々しく作られていて
管理も杜撰なところから買いたくないですからね。
 
日本の工場だと、0から製品まで作るより小さな部品は下請けと
呼ばれる取引先から仕入れてきて一つの商品を作り上げていて、
複数の会社の合作のイメージがあるのですが、
 
こちらのメーカーは大きなレーザーのカッターのような工作機械を使い、
小さな部品からフレーム外観のカバーや、
機械を輸送するときに使う
各機械の大きさに合わせた木の箱まですべて自社製造。
 
だからこそ、コストも安く改善ポイントのアップデートも早い。
そして注文から完成までのスピードが最短。
 
このような点が評価され、日本の美容ドクターからも、
オリジナルの機械を製造依頼受けています。
 
えっ、あの有名なクリニックの商品がここで作っているのですか?と驚きました。
 
余談ですが、大阪の美容クリニックを経営している
僕の友達(僕の目の下のだるだるをとってもらった美容クリニック)も、
このメーカーで機械を買っているそうです。
世界は広くそして狭いです笑笑。
 
失礼な話思っていた以上に綺麗な空間で整理整頓され、
丁寧に組み立てられている様子。

 
世界のクライアントから信頼されるためには、
世界の基準に合った製造、現場、
製造控除作り方管理方法でものづくりする必要があったようです。
 
中国国内では許されても、
海外のクライアントを相手にしたビジネスでは
全ての体制を海外仕様に変えていく必要があると気づいたそうで、
 
その点が評価され、売り上げもうなぎ登り、
取引先も激増中、再来年には東京ドーム
約15個分の工場を申請するための設計図もありました。
 
これが完成すると、
中国国内では1番大きな美容機器のメーカーになるようです。
 
本社のある北京では、社長、
日本語を話せる担当者、海外事業部の責任者の3人が対応してくれて、
工場では工場長、広報担当日本語を話せる翻訳担当、
海外事業部の責任者が工場の1から最後まで隠すことなく見せてくれました。
 
意外に思ったのが、企業秘密が全くなかったということです。
ここは写真撮らないでとか一切なく、
全部撮ってオッケーと言うオープンな会社でした。

それだけ自信があるからでしょう。
 
機械のことも、会社のことも、担当者のことも、
今この文章を読んでくださっている
私たちの大切なお客様たちに恥ずかしくない環境が揃ったと思っています。
 
これから仕上げに向けて取り掛かっていきます。
また完成したらお見せします。
 
今日は普段の仕事内容を知っていただきたくて、
メッセージを送らせていただきました。
 
長文の駄文失礼しました。